内容
フラワーハイキングツアー |
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1. テーマ |
SIGHTSEEING & FIRST SIGHT NATURE GASTRONOMY ACTIVITIES ADVENTURES EXTREME RAILS |
2. 地域、ツアールート |
ユジノサハリンスク‐チェーホフ山‐ドーリンスク市‐トゥナイチャ湖‐イズメンチヴォエ湖‐オホーツコエ湖‐ブッセ湖 |
3. 設定期間 |
May – September |
4. ツアータイプ |
Moderate, trekking, hiking |
5. 宿泊タイプ |
ホテル |
6. 旅行日数 |
3 |
7. 人数 |
制限なし |
8. 予約条件 |
旅行開始日の15日間前 |
森林はサハリンの宝の一つです。 木、低木、蔓植物が約200種類、その多様性で見ますと、ロシアでは例を見ない豊かな森林になっています。北の植物と南の植物が共存し、サハリンの南部には亜熱帯地方の植物を見ることもあります。 自然が大好きなお客様にフラワーハイキングツアーをお勧めします。 サハリンで観察できる植物の一部は次の通り(植物の一部は絶滅寸前で、レッドブックに登録されています): 草花:ハクサンチドリ、ヤマシャクヤク、アキタブキ、リュウキンカ、シダ、オオウバユリ、サクラソウモドキ、スミレ、エンレイソウ、ツツジ、チョウセンニンジン、ウコギ、キンギョソウ、フランスギク、ヤナギラン、オニユリ、スカシユリ、ケシ、サクラ、チシマザサ ベリー類:ビルベリー、ブルーベリー、スグリ、スイカズラ、シウリザクラ、タカネナナカマド、ハマナス、クランベリー、コケモモ、マタタビ、チョウセンゴミシ、キイチゴ 1日目: チェーホフ山はサハリンで最も高い山の一つです(1045 m)です。チェーホフ山はサハリンの南部に位置し、そこまでは4WDジープで移動します。山は1890年にサハリンを訪れたロシアの作家A.P.チェーホフにちなんで名付けられました。 樺太時代、この山は聖地として崇められ、山頂には太陽神の天照大神の神社が建てられました。 現在チェーホフ山は、ハイキング場所として人気を集めています。
2日目: サハリン鉄道は、ロシアにとってユニークな狭軌鉄道で、ゲージは1067 mmです。 1905年、ロシアは日露戦争で敗北したあと、南樺太が日本領となりました。1096年、コルサコフ(当時の大泊)とユジノサハリンスク(豊原)を結ぶ鉄道の建設が始まりました。建設のテンポが速く、 39kmの路線は約2か月で敷設されました。当初、「極狭」(610 mm)であったが、1910年に行われた工事の結果、ゲージが日本国鉄の1067 mmに改められました。 鉄道路線は北方面、現在のスタロドゥブスコエ駅まで延長され、同じ時期に小沼(ノボアレクサンドロフカ)と川上(シネゴルスク)の炭鉱を結ぶ路線が敷設されました。 1918年、ホルムスク(真岡)からネベリスク(本斗)およびチェーホフ(野田)までの西部鉄道(軌道1067 mm)の建設が開始され、1921年に開通しました。北部鉄道はその当時、泊駅まで延長されました。 1930年代、鉄道網がさらに発展し、工業企業によって利用される新しい路線がが登場しました。例えば、シャクティオルスク(塔路)とウグレゴルスク(恵須取)の近くを通る鉄道路線は約80kmの長さでした。 第二次世界大戦後、南サハリンはソ連の領土になりました。 戦争時に破壊されなかった鉄道はそのまま利用され続け、「日本政府からサハリン島への贈り物」と呼ばれました。
サハリン北部に向かって鉄道で約1時間走りますと、ドーリンスク市にたどり着きます。市の近くで1、5〜2時間散策し、草花を観察します。 ドーリンスク市とその周辺を通る鉄道は日本の詩人・童話作者の宮沢賢治に関連しています。宮沢氏はサハリンの旅をするとき、「銀河鉄道の夜」という代表作を書きました。その作品は後に批評家によって日本の「アリス ワンダーランド」と呼ばれ、アニメ映画化されています。宮沢賢治は、栄浜の海岸とトクサラ湖(白鳥湖)でインスピレーションを引き出したといわれます。 現在のドーリンスク市の近くには、以前、栄浜という駅がありました。いまは線路がなく、枕木だけが残っています。 移動する途中、スタロドゥブスコエ村近くの琥珀海岸に立ち寄ります。海岸では、地元の琥珀を集めることができます。琥珀は紅茶の色にチェリーの色がちょっとだけ混ざったような、とても美しいもので、サハリン最高のお土産になります。
時間があれば、ウズモーリエ(白浦)神社跡(鳥居)を訪れます。
昼食後、ユジノサハリンスクに戻り、市内観光をします。 観光プログラム:サハリン州郷土博物館見学(博物館の建物は和式城郭風の外観が特色)、山の空気展望台、ポビェディ通り(勝利大通り)、勝利広場、栄光広場、コムニスティチェスキー大通り、メモリアル・コンプレックス、キリスト降誕教会、市場。
夕食(サーモン料理)
3日目: この日は、サハリンで最も大きく資源の豊かな湖であるイズメンチヴォエ湖、トゥナイチャ湖そしてブッセ湖で過ごします。 塩水湖であるイズメンチヴォエ湖はかなり深く、オホーツク海とつながっています。湖は泥セラピーで有名な場所になっており、海硫化物を含む泥が皮膚や婦人科の病気に効果があります。塩水湖であるため、コマイ、キュウリウオなど、魚類が豊富です。湖を囲む松林を散策し草花を観察します。 サハリンで2番目に大きいトゥナイチャ湖は天然記念物に認められています。 湖水は多少塩分を含んでいます。コミサロフカ川につながる湖には、サケやカラフトマスをはじめ29種の魚が生息しています。 夏は、ベリーを採り、さまざまな植物を観察し、美しい風景写真を撮ることができます。
ブッセ湖は、1849-1855年のアムール遠征に参加したブッセ少佐にちなんで名付けられました。 湖の様々な藻類の中でイタニグサ(Ahnfeltia)が寒天製造の貴重な材料として有名です。 ブッセ湖には、カラフトマス、サケ、ニシン、コマイ、キュウリウオ、フナ、イトウ、イガイ、カキ、ホタテガイ、ナマコなどが生息しています。
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